【アルバムレビュー】奥田民生 初期の名盤「30」は名曲ぞろい。ポップな曲が好きな人におすすめです。

      2018/08/24




アルバムジャケットのパロディーが

問題になって発売が延期になった1枚。

 

どうも!

奥田民生ファン歴26年のエフジューです。

今回はこちらのアルバムをご紹介します。

 

奥田民生

『30』

発売日:1995年12月1日

 

アマゾン評価 ★★★★★

5つ星のうち 4.8

 

収録曲

01.人間2
02.103
03.トリコになりました
04.コーヒー
05.たばこのみ
06.HEY!MOUTAIN
07.つくば山
08.人の息子
09.MADONNA de R.
10.悩んで学んで
11.厳しいので有る
12.SUNNY

 

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奥田民生の初期の名盤

ソロ2枚目のアルバム。

シングル「コーヒー」「悩んで学んで」を収録。

アルバムタイトルは当時の奥田民生の年齢そのまま。

 

前作の「29」がとにかく暗いアルバムだったので。

ユニコーンの時のあの明るさは一体どこへ?

Far Away?

と思ってたら、この「30」で明るさが戻ってきた!

キャッホー!

そんなアルバムです。

 

たぶん一番ポップなアルバムだと思う。

とにかくメロディーがいい!

たぶん民生ソロのアルバムの中で一番ポップ。

 

ユニコーンの芸風もちょっと残ってて、

でも同時にソロとしての方向性も探ってる感じ。

 

いわゆる捨て曲もないし。

最初から最後までスルーっと聴けます。

 

……でも「股旅」の方が好きかなあ。

んで、「30」はその次に好きやで!

 

 

※ 各曲の再生ボタンをクリックで試聴できます。試聴は無料です。

1.人間2

人間2
奥田 民生
¥250

 

「29」収録の「人間」の続編・・・と思いきや、タイトルの由来は「ツアーの1曲目がこれで、2曲目がルート2だったから、なんとなく2にした」らしい。

ハイトーンヴォイス&シャウトが堪能できる。

声量がハンパない。

「例えば僕にピアノが弾けたなら 涙がわーとあふれる様な ビューチフルな音楽をやる」という歌詞は「オレはギターで音楽をやっていくんだ!」という逆説的な決意表明に聞こえる。

 

2.103

103
奥田 民生
¥250

8ビートのロックンロール。

歌詞のほとんどが「ペー♪ペー♪」で構成されているが、この「ペー♪」の数が103回なのでそのままタイトルになった。

スタッフは父さんの日常を歌った「トーサン」だと思っていたが、違ったらしい。

また、最初は数え間違いをしていて、「105」だったとか。

NHKの歌番組のエンディングテーマとしても使われた。

 

3.トリコになりました

トリコになりました
奥田 民生
¥250

元々は「ハニー」というタイトルだったが、なぜが変更になった。

ユニコーンの「あやかりたい’65」を彷彿とさせる2コード展開がナイス。

歌詞が絶妙にエロい。

間奏の転調とか、はみ出すベースとか、聴きどころ満載。

 

4.コーヒー

コーヒー
奥田 民生
¥250

3rdシングル。

元ジェリーフィッシュのアンディスターマーとの共作。

サビはアンディが作ったらしい。

 

Aメロの2回目が1小節多いとか、

2コーラス目ではBメロをすっとばしてサビに行くとか、

間奏明けはサビがないとか、など曲の構成もすばらしー。

 

タミオ本人も「この曲は結構気に入ってる」と当時のインタビューで語ってました。

 

5.たばこのみ

たばこのみ
奥田 民生
¥250

今発表したら問題になりそうな曲。

タバコのタイアップを狙ったらしい。

ディストーションギターとリバーブの効いたボーカルとの絡みが心地よい。

後に「たばこのうた 作るのはOT」と「E」の中で歌ってたりする。

 

6.Hey! Moutain

Hey! Mountain
奥田 民生
¥250

アンディとの共作で、オールド・ジャズ風のポップ・ナンバー。

ファルセットによる「ウフフ~」や「やっちゃったのね~」などのバック・コーラスも聴きどころ。

タイトルは「つくば山」と並んで収録するから、山にしたらしい。

 

7.つくば山

つくば山
奥田 民生
¥250

のんびりした曲調と呑気な歌詞がまさに奥田民生ワールド。

間奏のテンポチェンジ展開がユニコーンっぽい。

サビのコード進行とメロディがまた絶妙。

 

8.人の息子

人の息子
奥田 民生
¥250

「29」収録の「息子」の続編的位置づけ。

進研ゼミのCMタイアップ曲として作られたが、

「手を抜け 気を抜くな」

「せっかくの人生だ 死ぬまで生きれる」

という民生節全開の応援ソング。

 

あげくは

「だいたいこんなことをなんで私が言ってるの」

「しかし頼まれたから言わせてもらうよ」

というネタバレを高らかに歌い上げるのが奥田民生らしい。

 

9.MADONNA de R.

MADONNA de R.
奥田 民生
¥250

どこかGSっぽいサウンドの佳曲。

歌詞の世界観は後の「恋のかけら」と共通するものを感じる。

Bメロのメロディーラインが絶妙で気持ちいい。

シングル曲でもないのにNHKの歌番組で歌われた事がある。

(この曲と「103」の2曲。しかもフルコーラス。いい時代だったなあ)

 

10.悩んで学んで

悩んで学んで
奥田 民生
¥250

シングル曲で、こちらもアンディとの共作。

ハードロックな曲調と和風メロのギターリフが印象的。

本人いわく「レッドツェッペリンと演歌の融合を試みた」との事。

 

11.厳しいので有る

厳しいので有る
奥田 民生
¥250

アンディとの共作。

作曲家の苦悩をめずらしく真面目に歌っており、タミオのキャリアの中でもかなり異質な1曲。

突然シャッフルになる大サビの展開とか、貴重なファルセットとか、聴きどころ満載。

 

12.SUNNY

SUNNY
奥田 民生
¥250

ボビー・ヘブのカバー曲。

11曲目が終わった後、9分55秒間の無音を経て始まる、ボーナストラック的位置づけ。

遊び心満載のアレンジとレコーディングミックスが奥田民生らしい。

 

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当時はまだVHSだった。。

ちなみにこのアルバムの曲がほとんど入ってるライブDVD「TOUR“29-30”」を当時買ったんですけど。

もちろん当時はDVDなんてものはありません。

VHSです。アナログ全盛。

 

「おおーすげー!」って、ひたすら見てたんですよ。毎日毎日。

そしたら、あまりに繰り返し見過ぎたため、テープがデッキの中で絡まって再起不能に。笑

もう1本買い直すはめになりましたとさ。とほほん。

 

 

 

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