【アルバムレビュー】ユニコーン「ケダモノの嵐」の感想・おすすめポイント
2018/08/24
レコード大賞 受賞作品。
どうも!
奥田民生ファン歴26年のエフジューです。
今回はこちらのアルバムをご紹介します。
ユニコーン
『ケダモノの嵐』
発売日:1990年10月1日
アマゾン評価 ★★★★★
5つ星のうち 5.0
収録曲
01.命果てるまで
02.フーガ
03.ロック幸せ
04.ケダモノの嵐
05.エレジー
06.自転車泥棒
07.富士
08.リンジューマーチ
09.スライムプリーズ
10.CSA
11.いかんともしがたい男
12.夜明け前
13.働く男
14.スターな男
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目次
このアルバムの聴きどころ
ユニコーンの4枚目のアルバム。
このアルバムからメンバー全員が歌うスタイルになりました。
・1枚目 → 奥田民生のみ
・2枚目 → ベースのEBIも参加
・3枚目 → キーボードの阿部も参加
・4枚目 → ギターの手島、ドラムの川西も参加
しかも音楽性がバラバラの全員が作詞作曲をしているため、非常にバラエティー豊かな曲が楽しめます。
このビートルズ的な「全員が歌って全員がソングライター」というスタイルのバンドは日本に他におらず、ユニコーンは唯一無二の存在感を確立。
バラバラの音楽性でありながら、ユーモアのセンスとアレンジのアイディアが素晴らしく、どの曲も「ユニコーンらしい曲」に仕上がってます。
前作「服部」で大ブレイクを果たし、ノリにノッている状態で作られただけあって、1曲1曲のクオリティが非常に高く、レコード大賞アルバム賞を受賞。
これを第1期の最高傑作に挙げるファンも多いですね。最もユニコーンらしいアルバムといえます。
また、このアルバムから「男」シリーズも始まりました。代表曲の「働く男」「スターな男」に加え、「いかんともしがたい男」という佳曲も収録。(なんちゅータイトルだ。笑)
この後、「魚の脳を持つ男」「サマーな男」「与える男」と男シリーズは続いていきます。
※ 各曲の再生ボタンをクリックで試聴できます。試聴は無料です。
1.命果てるまで
命果てるまで
ユニコーン
¥250
ラブホの2時間をドラマチック(?)に描いた問題作。
ヘタウマなウクレレがかわいい。
2.フーガ
フーガ
ユニコーン
¥250
ボーカルはベースEBI&キーボード阿部。
男目線のマリッジブルー。
3.ロック幸せ
ロック幸せ
ユニコーン
¥250
ギター手島&ドラム川西による男デュエット。
最初の3曲でメンバー全員のボーカルが聴けるというアルバムも、なかなか無い。
4.ケダモノの嵐
ケダモノの嵐
ユニコーン
¥250
タイトルチューン。
ロッキンな曲だが、あえてデッドな音にしてるのが面白い。
ボーカルが左にガッツリ寄ってる。笑
5.エレジー
エレジー
ユニコーン
¥250
当時流行り始めた「オタク」がテーマ。ちょっと怖い。
「映画が好きなの」の部分を歌ってるのは、渡辺満里奈さん。
6.自転車泥棒
自転車泥棒
ユニコーン
¥250
ギター手島の書いた名曲。
ハードロック志向のルックス(当時)なのに、こういうフォーキーな曲を書くのがホント上手い。
7.富士
富士
ユニコーン
¥250
隠れた名曲。
なんだろう。この感じ。
じんわり、ほっこりする。
8.リンジューマーチ
リンジューマーチ
ユニコーン
¥250
「死」をテーマにしてるのに底抜けに明るい曲。
ちなみにドラムのパターンは「服部」と一緒である。
9.スライムプリーズ
スライム プリーズ
ユニコーン
¥250
ベースEBI作のハウス。
「平成2年1990ねーん」という歌詞が時代を感じさせる。
10.CSA
CSA
ユニコーン
¥250
事務所の住所と電話番号を言ってるだけ、という歌詞が斬新過ぎる。笑
現在はCSAからSMAに変わったので、再結成後のライブでは現在の事務所に歌詞を変えて歌っている。
11.いかんともしがたい男
いかんともしがたい男
ユニコーン
¥250
なんちゅータイトルだ。笑
歌詞のテーマは「ズル休み」
奥田民生のダラダラした芸風の始まりとも言える1曲。
12.夜明け前
夜明け前
ユニコーン
¥250
この頃と比べると、現在のABEDONのボーカルはかなり上手くなったなあ。
13.働く男
働く男
ユニコーン
¥250
「夢で逢えたら」のオープニング曲にもなった、代表曲。
後にパフィーがカバーし、アニメ「働きマン」の主題歌になった。
↓ 聴き比べてみよう!
働く男
パフィー
¥250
「あっ! ここ、ユニコーンのPVと一緒じゃん!」って場面があるのがステキ。
14.スターな男
スターな男
ユニコーン
¥250
こちらも「夢で逢えたら」オープニングタイアップ。
夢で逢えたらバージョンはアレンジも歌詞もちょっと違う。
イントロとアウトロはツェッペリンのROCK’NROLLオマージュ。
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まとめ
・ユニコーンが現在のスタイルを確立したアルバム
・メンバー全員の個性がそれぞれ光りつつ、混ざり合っている
・このアルバムと前作「服部」が第1期の黄金時代
・これを最高傑作に挙げるファンも多い
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